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Golfer’s news No.217

北海道のゴルフ人気に納得 パークゴルフよりゴルフ

6月上旬、ゴルフをメインに2泊3日で北海道に行きました。朝一の飛行機で新千歳空港に向かい、空港近くのゴルフ場で昼食後に1ラウンドスルーで回って宿泊地の札幌に移動、翌日は札幌市に隣接する石狩市の27ホールのゴルフ場ですべてのホールを回る1.5ラウンドを楽しみ、最終日は小樽観光の後に羊蹄山周辺や支窃湖沿いの自然環境を満喫して夕刻の便で戻るスケジュールでした。これからの季節、皆様にもお勧めです。

初日は飛行機のエンジントラブルで2時間遅れの出発となり、さらにハーフ終了時に雨脚が凄くなったために9ホールしかラウンドできませんでしたが、雨でも寒くはなく、コース周りやホールをセパレートする新緑や北海道ならではの白樺林に癒されながらゴルフを楽しみました。ホテルはすすきのから少し離れたところながらちょっと入ってみたくなる店も数多く悩みましたが、北海道ならではの新鮮で美味な海鮮料理とお酒を堪能できました。

2日目は東京でのゴルフ同様6時過ぎに出発。山頂付近に残雪が残る山々を望みながらポプラ並木沿いの国道を走り、石狩川河口の橋を渡って約1時間で、清々しい空気と新緑が溢れる石狩市のゴルフ場に到着。初日のコースは私たち同様に道外からのようなゴルファーが目についたのに対し、この石狩市のコースは地元とも言える札幌市からのゴルファーが多いようでゴルフ場のスタッフと気軽に会話を交わしながら、女性同士や何組かでゴルフを楽しんでいました。

当日は平日の金曜日でしたから、関東同様シニア層のゴルファーが中心でしたが、関東との違いは同じセルフプレーにもかかわらず、プレーが速いことでした。私たちは3人なので前の組と少し時間を空けてスタートしたのですが、前の組に追いつくことはありませんでした。その理由は、時折り見える隣のホールをプレーしている人たちの様子を見ていて分かりました。ほとんどの組のカートに乗っているのは運転する1人だけで、他の人たちはクラブを2~3本持って自分のボールのところに歩いて向かっているのです。関東のシニア層の組の多くがほぼ全員でカートに乗って自分のポールのところで降りてプレーしているのとはスタイルがまったく異なります。必然的に1ホールあたりの所要時間が短くなります。

私たちは8時30分過ぎにスタート。ハーフ終了後にトイレ休憩を挟んで先に1ラウンドスルーで回ったのですが、12時30分前には1ラウンドを終え、昼食を摂った後の9ホールも提影しながらだったにもかかわらず2時間で回ることができました。その気さえあれば悠々と2ラウンドできる可能性があるくらい全組のプレーがスムーズなのです。

そんな思いを感じながらホテルに戻ってテレビをつけると、夕方のワイドニュース番組で、北海道のシニア層のゴルフ人気を特集していました。全国的にゴルフ人口が減少している中、北海道ではゴルフ人気が高まっていると言うのです。その中心は女性を含めたシニア層で、北海道ならではの要因が幾つか取り上げられていました。まず、北海道のゴルフ場数は全国で断トツの約180に上り、主要都市のほとんどの周辺にゴルフ場があり、しかもセルフならば平日1日5000円以下で楽しめるところが多いこと。さらに、北海道は実際にドライブすると至るところで目にしますが、パークゴルフが非常に盛んな地で、パークゴルフや同種のグランドゴルフでは物足らないシニアの男女がゴルフも楽しむようになってきています。北海道のパークゴルフは、河川敷や内陸の公園などに手入れの行き届いたゴルフ場のショートコースのようなパークゴルフ場で楽しまれているのですが、ボールが空中高く遠くに飛んで行くゴルフと比べると、ゴルフに惹かれていくそうです。また、中古クラブを扱うショップが増え、手軽に道具を揃えられるようになったことも一因としていました。

パークゴルフやグランドゴルフから移行したゴルファーは元々歩いて楽しんでいましたから、ゴルフ場でもクラブを手にしてボールのところに向かうことが苦になりません。ゴルフと比べると男女の比率もほぼ同率ですから、女性のゴルファー数も増えてきます。関東では女性の参加率の伸び悩みが危惧されていますが、関東でグランドゴルフを楽しまれている女性の方々にもゴルフの魅力を伝えていくことが一つの方法ではないかと思う旅でした。
【ゴルフジャーナリスト・初見進】(VIEW GOLF新聞 2017年8月号より抜粋)

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