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第3回 エチケット&マナーの基本とは

 もう一度、日本ゴルフ協会発行の『ゴルフ規則』を元に、ゴルフにおけるエチケット&マナーの基本を確認してみたいと思います。
『ゴルフ規則』の本文は3つの章から成っていますが、第1章は「プレーについての規則」ではなく「エチケット」です。ゴルフは、まずエチケット&マナーから身に付けてください、ということです。
その「エチケット」の章はこう始まります。
「この章ではゴルフゲームはどのようにプレーされるべきかというゴルフのマナーについてのガイドラインを規定しているが、これが守られれば、プレーヤーがみなゴルフを最大限に楽しむことができるだろう。この章全体に通じる基本的な考えは、コース上にいる他の人に対しても常に心をくばるべきということである」
 つまり、エチケットの基本はいつも周囲に心を配ることです。ゴルフは楽しいあまりに、ついつい夢中になり、周囲への配慮を忘れがちです。まずは、この点に注意してください。
そして、その“心を配る”ためのガイドラインですが、「エチケット」の章には「コース上での心得」「他のプレーヤーに対する心くばり」「プレーのペース」「コースの保護」といった項目が書かれてあります。
「コース上の心得」とは、何より大事な「安全の確認」です。次の「他のプレーヤーに対する心くばり」とは、他のプレーヤーの邪魔をしないという他者への配慮です。
 3番目の「プレーのペース」は、いうまでもなくスロープレーに対する注意。さらには紛失球の恐れがある際の暫定球の利用についても触れられています。
 最後の「コースの保護」とは、具体的にはバンカーならしのすすめであり、ボールマーク(ピッチマーク)の修理の徹底、そして「コースを不必要に傷つけない」というコースへの心配りが説かれています。
 これらが「エチケット」の基本で、特に難しいことが示されているわけではありません。ところが、最近はこの心配りができないゴルファーが増えています。とりわけ「スロープレー」は、日本に限らず世界中で大きな問題になっています。
 次回は、その「スロープレー」に関して心掛けてもらいたいことを書きたいと思います。
 
 

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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