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第4回 スロープレー防止にもつながるマナー

 今回はスロープレー防止にもつながるマナーについてお話ししたいと思います。
前回もちょっと触れましたが、スロープレーは日本に限らず、世界的に大きな問題になっています。日本ではセルフプレーのコースが増えるにつれ、近年、深刻な問題になってきたようです。
スロープレーは、同伴プレーヤーや後続組に迷惑をかけるだけでなく、本人にとっても大きなマイナスです。なぜなら、スロープレーになれば、どうしてもその組全体のプレーのリズム、テンポが悪くなるからです。
その結果、誰かにイラッとした気持ちが生まれたら組全体の雰囲気が悪くなり、楽しい会話も弾まなくなります。そうなれば、その仲間からは二度とゴルフを誘ってもらえないかもしれません。
“ファストプレー”は、ゴルフを楽しむための大切な要素です。ハーフの所要時間は、キャディ付なら2時間以内、セルフであれば2時間10分以内を目標にプレーしてください。
そこでスロープレー防止にもつながる基本的なマナーをいくつか紹介したいと思います。
 ひとつは、同伴プレーヤーが打ったボールの行方を互いに見てあげること。特にセルフプレーでは大事なマナーです。ときには「いまのは林の方向に飛んだから、暫定球を打ったほうがいいかも」といった助言をしてあげることも必要でしょう。
 そして、同伴プレーヤーのボールが見つからないときは一緒に探してあげること。同伴プレーヤーのプレーのリズムが良くなれば、自分のプレーにもいい影響があるはずです。
ビギナーに多く見られるのは、アドレスする前に練習スウィングを2度も3度もすること。練習スウィングは1度にしてください。これは慣れの問題で、繰り返すうちに1度の練習スウィングが自分のリズムになります。
どうしてもプレーの進行が遅く、後続組を待たせる場合は、パス(後続組に先に行かせる)させるようにしましょう。最近はこのエチケットを知らないゴルファーも多いようです。注意してください。
もうひとつ、キャディさんが教えてくれたり、コースガイドに書かれてある、そのホールの基本的な攻め方を確認することも、スロープレーの防止につながります。スコアメイクにも役立つことなので、実践するようにしてください。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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