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第5回 「コースの保護」はグッドゴルファーの基本

スロープレーと同様、この頃守れないゴルファーが増え、問題になっているのが「コースの保護」です。
以前に紹介した日本ゴルフ協会発行の『ゴルフ規則』の「エチケット」には、大きく次の3つのポイントが書かれています。

ひとつは「バンカー」のマナーで、「バンカーから出る前に、プレーヤーは自分が作ったバンカー内の穴や足跡はもちろん、近くにある他のプレーヤーの作った穴や足跡もすべて入念に埋め、平らにならしておくべきである」とあります。
通常バンカーの周囲にはレーキが置かれています。レーキはバンカーに入る際に、手近なところまで持っていき、ショット後は速やかに平らにならすようにしてください。
2つ目は、「ディボット跡やボールマーク、靴による損傷の修理」で、「自分たちが作ったディボット跡や、球の衝撃によってグリーン面にできたボールマーク(プレーヤー自身の球によるものに限らない)を入念に直しておくべきである」と示唆されています。
グリーン面のボールマークですが、まず自分が作ったものは、グリーンに上がったあと、すぐに直しましょう。また、他のボールマークも規則16-1cによりいつでも修理することができます。プレーの進行を遅らせてはいけませんが、同伴プレーヤーのホールアウトを待つ間でも、気が付いたら修理するようにしてください。各ホール、ひとりが1個のボールマークを修理すれば、グリーン面はいつもきれいに保たれているはずです。そのためにも、グリーンフォークはいつもポケットに入れておくようにしましょう。

3つ目が「不必要なコース損傷の防止」で、ルールブックには具体的に「練習スウィングでディボットを取ったり、クラブヘッドを地面に叩き付けたりしない」「ホール(カップ)を傷つけない」「グリーン上にいるときは(特にホールから球を取り出すときは)パターに寄りかかったりなどはしてはならない」といったことが列挙されています。
コースの損傷は他のプレーヤーに大きな迷惑をかけることになります。自分がその立場になったら嫌だなぁ、と思うことはしない。これがゴルフのマナーの原則です。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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