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第16回 ドロップの処置は正しく、スムーズに(スルーザグリーン)

ラウンド中、「ドロップ」の処置をすることは珍しくありません。修理地やカート道(動かせない障害物)からの救済、ウォーターハザード内に止まったボールの救済、サブグリーン上にボールが止まる、アンプレヤブル等々、1ラウンド中、何度も行うこともあります。
 正しいドロップ地点の求め方については、各々適用される規則を正確に覚え、実行してください。ここでは実際にドロップをする際のマナー上の注意点に述べたいと思います。
 例えば、ボールが池に落ちたときですが、まず肝心なのは「ウォーターハザードの限界を最後に横切った地点」、いわゆるエントリーポイントを出来るだけ正しく求めることです。
 キャディ付の場合は、通常、キャディがその地点を示してくれるので問題はないでしょう。でも、セルフの場合は、なかなか正確なポイントは分かりません。ですから、一緒にラウンドするゴルファーに「このへんですね」と確認し、同意を求めるといいでしょう。
 そうすれば、もし大きく違っていれば、「もうちょっと後ろでしたよ」といったように指摘してもらえるはずです。
 次に、そのエントリーポイントにティを差してマーク。そして、(ウォーターハザードの場合は)そのポイントとグリーン上のピンを結んだ後方線上に、正確にボールを合わせ、腕をきちんと肩の高さまで上げ、真っ直ぐに伸ばしてドロップしてください。
 エントリーポイントは自分ひとりで勝手に決め、ドロップの手順もいい加減に見える、というのでは、やがて不信感を持たれます。
ドロップ地点は周囲の確認を取りながらできるだけ正確に。そして、ドロップはルールに沿って正しく、スムーズに行ってください。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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