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第17回 深いラフからのショットは安全第一(スルーザグリーン)

今回はボールがすっぽりと隠れるくらい、深いラフからのショットの際の注意点です。
一番気を付けたいのは、誤ってボールに直接触れて動かす。あるいは、直接触れなくても、近づきすぎてボールが動く原因を作ってしますことです。深いラフでは、距離を確認するなどでボールから離れたあと、ボールの場所が分からなくなり、「つい、うっかり」ということがありがちです。
その結果、ボールが動いた場合は「規則18-2」違反となり、プレーヤーは1罰打の付加で、ボールは元の位置にリプレースされなければなりません。
次にショットの際ですが、よく見られるのは、ラフの抵抗を計るために、少し離れたところでラフに打ち込む素振りです。これを何度もするゴルファーがいますが、やはり一度だけにしてください。素振りのたびにラフの芝が切り取られ、周囲に刈芝が撒き散らかされるからです。
もちろん、何度もの素振りはスロープレーの原因になります。
また、スタンスを決める際やアドレスで、ボールのすぐ後ろにクラブをセットしますが、深いラフでは芝の上に軽く置く程度にしてください。強く押し付けた場合、「ボールのライの改善」、もしくは「スウィングの区域の改善」と見なされ、規則13-2違反で2ペナとなる可能性があります。
そして、深いラフからのショットは安全第一。確実に振り抜ける長さのクラブで、フェアウェイに出すことです。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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