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第18回 バンカーへの入り方、出方にも注意が必要(バンカー)

日本ゴルフ協会が発行する『ゴルフ規則』、いわゆるルールブックには、バンカーにおけるエチケットとして次のような一文があります。
「バンカーから出る前に、プレーヤーは自分が作ったバンカー内の穴や足跡はもちろん、近くにある他のプレーヤーの作った穴や足跡もすべて入念に埋め、平らにならしておくべきである」
 自分が作ったショット跡や足跡は――その周辺の凹凸と一緒に――すべて平らにならしてください。後続のプレーヤーに嫌な思いをさせない、というのがゴルファーの基本的なマナーだからです。
 そこで重要なのが、「バンカー内への入り方と出方」です。これを知らないと、ならす時間が余計にかかってしまいます。
 バンカー内への入り方の基本は、「ボールの近くで、かつ平らなところ(バンカーエッジの低いところ)から入ること」。エッジの高いところから出入りすると、斜面の砂を大量に崩すことになります。それをならすのは大変な手間です。
 そして、入るときにはあらかじめバンカーレーキを持って、自分の後方の砂の上にそっと置いておきましょう。ショット後、すぐにバンカーならしをするためです。
もちろん、ボールがエッジのすぐ近くにある場合は、レーキはバンカーの淵に置いたままで構いません。
 バンカーショット後は、入るときに作った足跡に沿って、後ずさりしながら砂をならします。
 キャディ付のラウンドでは、進行を急ぐキャディに「バンカーならしは私がやっておきますから」と言われることがあります。そのときも、やはり自分の足跡をたどって出てください。どんなに急いでいても、グリーンに向かって斜面を駆けあがる、というのは厳禁です。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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