
第2回 かっこいいとはこういうことさ!拘りのオーソドックス。フライハイト450Ti
こんにちは!!「ギア職人が斬る!」のコラムへようこそ。
今回は東京都八王子市から生まれた新規メーカー「フライハイト」のTHEーG 450Ti というドライバーヘッドの紹介です。
大手メーカーから独立した2人が自分達の拘りをそのまま形にしたい!として始めたメーカーです。
今、こういう小さいメーカーが本当に拘った良いものを作ってくるので本当に面白いです。
ちなみに「フライハイト」とはあらゆる制約から解き放たれた2人がリスクと共に手に入れた「自由」のドイツ語表記です。
(この話だけで胸が熱くなってしまいますね・・・)
THEーG450Tiは名前の通り450ccで、セミディープフェイスの比較的コンパクトな形状のヘッドです。
加えてディープバック形状にして、いかにも強い球が打てるような設計です。
フェイス素材に高強度「ZA008+」を使い、フェイス肉厚を変化させたカップフェイスで、広い反発エリアと初速が速くのびのある弾道を実現しました。
個人的にカップフェイスの打感はボールがフェイスに当たった時のフェイスがまろやかにへこむ感覚が好きです。
また、拘り抜いた重心設定をして、ハードヒッターにとっての適度な捕まりと操作性を確保しながら、安定したロースピンでフケ上がらない中弾道を実現し、前ヘ前へと飛ぶ感じの高い飛距離性能を持ったヘッドに仕上げました。
また、デザインにも拘り抜いて「かっこいいとはこういうことさ」というデザインを提案して見せます。
それは簡単に言うとシンプルを良しとする大人のデザインです。
そのデザインコンセプトはヘッドの形状からソールデザイン、そしてヘッドカバーにまで貫かれています。
フライハイトはゴルフクラブの性能にしっかりとしたコンセプトで向い合い、シンプルな形で表現する、注目のメーカーです。
中嶋 毅
1970年生まれ、2000年より町田モダンゴルフクラブにてレッスンを始める。さらに2005年からは同練習場にてゴルフ工房(チューン アップスタジオ)を始め、多くのゴルファーに分かりやすいレッスンとそのゴルファーとしての知識に基づいたカスタムクラブのアッセンブルやリシャフトなどのチューンアップで人気のインストラクター 兼 クラフトマンです。