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第20回 グリーン上のマナーの基本(グリーン)

 ここからはグリーン上のマナーの基本について取り上げたいと思います。
 グリーン上で、もっとも気を付けなければいけないことはグリーン面を傷つけないことです。JGAの『ゴルフ規則』の冒頭に書かれた「エチケット」の項にこうあります。
「プレーヤーは球の衝撃によってパッティンググリーン面にできたボールマーク(プレーヤー自身の球によるものに限らない)を入念に直しておくべきである。靴によってパッティンググリーン面に作られた掻き傷などは、同じ組のプレーヤー全員がそのホールのプレーを終えたあとで直しておくべきである」
 ルール(規則16-1c)により、グリーン上のボールマークと古いホールの埋め跡は、プレーヤーの球がそのグリーン上にあるかどうかにかかわらず、いつでも直せることになっています。もちろんその行為が他のプレーヤーの邪魔になったり、プレーの遅延になってはいけません。その点に気をつけながら行ってください。
 規則書の「エチケット」の項には、注意すべきことがもうひとつ書かれてあります。
「ホール(一般に言われるカップのこと)を傷つけないようにするためにも、プレーヤーやキャディはあまりホールの近くに立ってはならないし、旗竿を抜いたり立てたりするときや球をホールから取り出すときは、特にホールに注意しながら行うべきである」
 鉄のスパイク鋲の使用がほとんどなくなり、カップ周りのスパイク跡が気になるケースは減りましたが、それでも同じ個所を多くのプレーヤーが踏むとグリーン面は荒れてしまいます。プレーに影響するカップ周りからは出来るだけ離れて足を着くよう心がけてください。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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