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第27回 修理地やカジュアルウォーターからの救済

前回の「動かせない障害物」同様、ラウンド中にしばしば出会うのが修理地やカジュアルウォーターなど「異常なグラウンド状態からの救済」(規則25-1b)です。
「異常なグラウンド状態」にはこの他に、モグラのような穴掘り動物や鳥類が作った穴や通り道、土のかたまりなども含まれますが、現実には余り出会うことはないでしょう。
プレーヤーのボールがこれらの区域内に止まったり、触れている場合、あるいはスタンスや意図するスイングが障害を受ける場合、プレーヤーは無罰の救済を受けることができます。
その方法ですが、まずスルーザグリーンでは、前回の「動かせない障害物」のときと同様、最初に「救済のニヤレストポイント」を求め(前回参照のこと)、そこから1クラブレングス以内で、かつホール(=カップ)に近づかない所にそのボールをドロップします。
 バンカー内でも同様ですが、ドロップ地点はそのバンカー内に求めなければなりません。カジュアルウォーターが溜まったバンカーでも同じです。やはり、そのバンカー内でのドロップとなります。
 それが無理なときは規則25-1bの規定に従い、1罰打の付加で、ホールとボールのあった箇所を結んだ後方線上のバンカー外にドロップすることができます。
 最後にグリーン上ですが、プレーヤーは「救済のニヤレストポイント」を求め、その地点にボールをプレースします。状況によっては、「救済のニヤレストポイント」がグリーン外になることもあります。それでもその地点にプレースしなければなりません。知っておいてください。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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