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第28回 ボールがウォーターハザードに入った

 ゴルフで一番良く課せられるペナルティといえば、「ウォーターハザードに入ったボールの救済」(規則26-1)にともなう1打罰です。
 ゴルファーなら誰もが知っているはずの救済ですが、ここで再度確認しておきましょう。
 まず、コース内の水域(池やクリーク=小川)には通常の「ウォーターハザード」と「ラテラルウォーターハザード」があります。後者の「ラテラル」とは「並走する」といった意味で、分かりやすく「並行ウォーターハザード」と呼ぶ人もいます。
通常、前者は「黄線」、後者は「赤線」でその境界線が示されています。そしていまは、同じ水域でも、より前方でドロップが出来る「ラテラルウォーターハザード」に設定される水域のほうが多いようです。そのほうがプレーの進行が早くなるからです。
 さて、ボールが水域に入った場合の処置ですが、もちろんストロークが可能なときは、そのまま打って構いません。ただし、その場合、ウォーターハザード内の地面や水面にクラブをソールすると2打罰になります。
 救済を受ける場合は、1罰打を付加したうえで、「ウォーターハザード」では、①最後に打った位置に戻って打ち直すか、②ボールが境界線を最後に横切った地点とホール(=カップ)を結んだ後方線上にドロップ。このどちらかを選択します。
 また、「ラテラルウォーターハザード」では、前記の①②に加え、ボールが境界線を最後に横切った地点から2クラブレングス以内で、かつホールに近づかない所にドロップする救済方法も選択できます(もうひとつ、③と等距離にある対岸の地点から2クラブレングス以内にドロップすることもできます)。
 ドロップするときは、ボールが境界線を最後に横切った地点を、周りのプレーヤーに確認しながら、できるだけ正確に求めるようにしてください。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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