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第29回 止まっていたボールを動かしてしまった!

 プレーヤーが誤って自分の止まっていたボールを動かしてしまった場合、プレーヤーは基本的に規則18-2a違反となり、1打罰でボールはリプレースしなければなりません。
同規則は、プレーヤーがインプレーのボールを「拾い上げたり動かしたとき」「故意に触れたとき」「ボールの動く原因となることをしたとき」は違反になると規定しています。ですから、例えば、ラフに止まっていたボールを誤って蹴ってしまった。グリーン上のボールに対し、マークをせずに拾い上げようと触ってしまった。スルーザグリーンでボールのすぐ横にある枯葉を取り除いたら、振動でボールが動いてしまった、という場合はそれぞれ同規則違反になります。
また、規則18-2b「アドレスしたあとで動いたボール」では、インプレーのボールがアドレス後に動いた場合は、原則的にプレーヤーが動かしたものとみなされ、やはり1打罰でボールはリプレースと規定しています。
この規則が適用されるケースが多いのは、グリーン上です。アドレス後、ボールが何かの拍子に動いたという場合は、基本的に1打罰でボールはリプレースしなければなりません。
ただし、アドレス後であっても動いた原因が突風など、明らかにプレーヤー以外であったと認められるときは無罰(同規則の例外規定)。また、アドレス前の場合も無罰です。そして、そのボールはあるがままですから、転がってカップインした場合は、最後のストロークでホールインしたことになります。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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