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第31回 ハザード内のルースインペディメント

 ボールがハザード内にある場合ですが、規則13-4により「ボールのあるハザード内にあるか、またはそのハザードに触れているルースインペディメントに触れたり、動かすこと」は違反で、2打罰になります。
 ただし、R&Aの裁定では、「ハザード内で偶然にルースインペディメントを動かした場合、プレーヤーは罰を受けるか」という問いに対し、R&Aは「バックスウィング中に動かされたのでなく、また球のライまたは意図するスタンスやスウィングの区域が改善されていなければ、プレーヤーは罰を受けない」と答えています(裁定13-4/13)。
 また、「多くの小枝と葉で被われているバンカー内で、球に近づいた際に、プレーヤーは足でルースインペディメントに触れて動かした場合」についても、やはりボールのライやスタンス、スウィング区域の改善がなければ無罰と裁定しています(裁定13-4/13.5)。
 このように、規則13-4で禁止されているのは、基本的に意図してルースインペディメントに触れたり、動かすこと。そして、バックスウィング(ルール上、バックスウィングはストロークの一部ではない。ストロークに移る手前の動作)中に、クラブがハザード内のルースインペディメントに触れたり、動かすことです。
 落ち葉に被われたバンカーで、ボールに近づく際に落ち葉に触れて動かしたとしても、罰打は課せられません。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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