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第36回 こんなときは再ドロップ

 カート道路や雨水ますのフタ、スプリンクラーヘッドといった「動かせない障害物」に触れて止まったり、スタンスがかかる場合。あるいは、カジュアルウォーターや修理地といった「異常なグラウンド状態」による障害が生じた場合、プレーヤーは無罰の救済を受けられます。
 その場合は、スルーザグリーンであれば、プレーヤーはまず「救済のニヤレストポイント」を決定し、そこから1クラブレングス以内で、「救済のニヤレストポイント」よりもホールに近づかない所にドロップしなければなりません。
ところが、そのボールが止まった位置によっては、もう一度ドロップをし直す必要があります。規則上の「再ドロップ」(規則20-2)です。
再ドロップをしなければならない主なケースは、ボールが次の各場所に止まった場合です。
・「救済のニヤレストポイント」よりホールに近づいた。
・ボールの元あった地点よりホールに近づいた。
・ドロップしたボールが最初に地面に落ちた地点から2クラブレングス以上転がった。
・救済を受けた障害の場所にまた戻った。
 再ドロップのボールが、再度上記の場所に止まった場合は、再ドロップしたときボールが最初に地面に触れた箇所にできるだけ近いところに、そのボールをプレースしなければなりません(規則20-2c)。
 もうひとつ。ドロップしたボールが完全に止まる前に、プレーヤーをはじめ誰かに当たったり、プレーヤーの携帯品に触れた場合も、罰なしに再ドロップしなければなりません。ただし、この場合は再ドロップに回数の制限はなく、正しくドロップできるまでし直さなければなりません(規則20-2a)。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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