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第37回 グリーン上のカジュアルウォーターからの救済

 ボールがコース上のカジュアルウォーターの中にあるか、触れている。もしくはプレーヤーのスタンスにかかる場合、規則上の「異常なグラウンド状態」による障害が生じたとされます。
 ただし、ボールがグリーン上にあるときは、それに加えてカジュアルウォーターがパットのライン上にある場合も、障害が生じたとされ、無罰の救済を受けることができます(規則25-1a)。
 その救済処置ですが、プレーヤーは「救済のニヤレストポイント」にそのボールをプレースしなければなりません(規則25-1bⅲ)。
つまり、「ホール(=カップ)に近づかず」、しかも「そこにボールを置けばストロークをする時に(カジュアルウォーターによる)障害がなくなる所」で、ボールの止まっていた箇所から最も近い地点を確定し、そこにプレースするのです。
 注意してもらいたいのは、この場合の「救済のニヤレストポイント」はグリーン外になるケースもあることです。
 とにかく、プレーヤーは元の地点よりホールに近づくことはできません。そのうえで、カジュアルウォーターによる障害が生じない、元の位置から最も近い地点がグリーン外のときも、そこが「救済のニヤレストポイント」となり、プレーヤーはそこに(ドロップではなく)プレースしなければなりません。
 グリーン外だからといって、ついドロップし、そのままストロークした場合は、規則25の違反で2打罰となります。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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