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第40回 ローカルルールに注意! その1―サブグリーン上のボール

 ゴルフルールには、R&Aと全米ゴルフ協会が合同で制定したゼネラルルールの他に、ゼネラルルールが「付属規則」で示した方針と矛盾しない範囲で、競技委員会が設ける「ローカルルール」があります。競技や倶楽部の各競技委員会がコースの保護等を目的に設けるルールです。
 ローカルルールは、一般にスコアカードの裏や別途書面に記載、もしくはクラブハウスに提示されていますので、スタート前に必ず目を通してください。
 そのローカルルールで良く目にするのが「サブ(予備)グリーン」の扱いです。
 サブグリーンは、ゼネラルルールでは「目的外のパッティンググリーン」(定義62)に該当し、その上にボールがある場合は、規則25-3で「プレーヤーは罰なしに次の救済を受けなければならない」として、救済のニヤレストポイントから1クラブレングス以内で、かつ同ニヤレストポイントよりホールに近づかない所にドロップしなければならない、と定められています。
 ポイントは「ボールがサブグリーン上にある場合」ということ。つまり、スタンスがかかったというだけでは救済の対象にならないのです。でも、サブグリーン上にスタンスしてショットをすれば、グリーン面は少なからず傷つきます。
 そこで、競技や倶楽部の各競技委員会がローカルールでサブグリーンを「プレー禁止の修理地」に指定。そのうえで、
「プレーヤーの球がその区域内にある場合や、その区域がプレーヤーのスタンスや意図するスイングの区域の妨げとなる場合には、プレーヤーは規則25-1(異常なグラウンド状態からの)による救済を受けなければならない」
と規定する場合があります。
 つまり、サブグリーンにスタンスがかかった場合も救済のドロップをしなければならないわけです。ローカルルールはしっかりと精読してください。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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