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第42回 ローカルルールに注意! その3―動かせる障害物が動かせない障害物に指定

 前回までは、サブ(予備)グリーンと修理地に関するローカルルールについてお話しましたが、今回は「動かせる障害物」に関するローカルルールです。
 ご存じのように「障害物」には、「動かせる障害物」と「動かせない障害物」があります。
「動かせる障害物」とは、
「(a)特別な労力を要せずに、(b)不当にプレーを遅らせることなく、しかも(c)物を壊したりすることもなく動かすことができる」人工物を指します。
 ところが、各競技や倶楽部はローカルルールにより、本来は「動かせる障害物」であっても「動かせない障害物」に指定することができます(規則書の用語の定義38「障害物」の注)。
 例えば、黄杭(ウォーターハザード)や赤杭(ラテラルウォーターハザード)、青杭(修理地)といった表示杭、あるいはヤーデージ杭は通常「動かせる障害物」として簡単に引き抜けるようになっています。
でも、ゴルフ場によってはローカルルールで「すべての表示杭」、あるいは「ヤーデージ杭」は「動かせない障害物とする」と規定しているところがあります。そのような杭がプレーの障害になるときは――無罰の救済が受けられますが、その場合は――救済のニヤレストポイントを求め、そこから1クラブレングス以内の、同ニヤレストポイントよりホールに近づかない所にドロップしなければなりません。

監修:樋口久子プロ
埼玉県川越市出身。1945年10月13日生まれ。日本歴代女子最多の優勝回数72回を誇る。現役引退後も日本女子プロゴルフ協会会長として数々の改革を行い、現在の女子プロゴルファーの地位を確立させることに貢献し、その功績は日本のみならず世界中から高く評価されている。2003年日本人として初めて世界ゴルフ殿堂入りを果たした。現在も日本女子プロゴルフ協会相談役として、また、日本女子プロゴルフ界の女王として後進の指導を続けている。

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